GABニューマン社を買収
化学分野における製品サービス強化の為、Mersen社は(独)GABニューマン社を買収しました。GAB社をグループに迎え入れることで、下記の効果が期待されます。
● ドイツ、オーストリア、スイスにおける化学分野における認知度の向上
● 熱交換器に関わる専門性の裾野拡大
● 耐食分野におけるサービス、設備更新、修理メニュー拡大
2019年11月28日_パリ配信)- 電気機器とアドバンストマテリアルズのグローバルエキスパートであるMersen社(ユーロネクスト FR0000039620-MRNにて登録)は、化学分野向けグラファイト及びSiC(シリコンカーバイド)製熱交換器の設計・製造・販売に精通した(独)GABニューマン社(英語名称:GAB Neumann GmbH)の買収を発表しました。
Mersen社のアドバンストマテリアルズ部門のVP(副社長)であるEric Guajiotyは、次のように述べています。「我々は、GABニューマン社をMersenグループに迎えることができて非常に満足しています。GAB社の広く認知されている卓越した専門性は、ドイツ、オーストリア、スイスといったドイツ語圏を中心に、Mersen社が耐食市場における足掛かりを築く大きな後ろ盾となるでしょう。GAB社の持つ環状型グラファイト及びSiC製熱交換器が弊社のラインナップに加わることで、昨今高い付加価値を生み出している製薬分野や特殊化学分野における熱交換器、それに付随するサービスにおいて、Mersen社が中心的な役割を担い独自のソリューションをご提供する契機になるといえます。」
GAB社の買収により、特にドイツにおける設備更新に関する問合は増加することが予想されます。また、グローバル市場においては従来より多様な製品サービスメニューの提供が可能となります。
ドイツ南西部に位置するバーデン=ヴュンテンベルク(Baden-Wurttemberg)州 マウルブルク(Maulburg)に拠点を置くGABニューマン社は、45名の従業員と共に1965年、同族会社として発足しました。GAB社がMersen社のアドバンストマテリアルズ部門に加わることで、年間約1,000万ユーロ(日本円で約12億円相当 1€=120円換算にて)の売上増加が見込まれます。
ドイツの公正取引委員会の指導のもと、正式な業務移行は2020年の早い段階に完了予定です。