Soitec社-Mersen社の戦略的パートナーシップ

両社の戦略的パートナーシップについて、以下のページにてプレスリリース配信された原文がご確認頂けます。

https://www.mersen.com/news/soitec-mersen-strategic-partnership?utm_source=linkedin&utm_medium=referral&utm_campaign=press-release&utm_term=&utm_content=Comm-Co-PR-Innov

以下、日本語訳を合わせてご覧ください。

2021年11月30日Bernin(Grenoble)、パリ(Paris) 革新的半導体素材の設計製造における世界的リーダーであるSoitec社(ユーロネクスト・パリ‐SOI)と電気機器及び先進素材のグローバル・エキスパ―トであるMersen社(ユーロネクスト・パリ‐MRN)は本日、EV(電気自動車)市場向けの新しい多結晶SiC(poly-SiC)基盤開発に向けて、新たな戦略的技術パートナーシップ関係に移行したことを発表した。

基盤、素材におけるそれぞれの経験を活かし、両者が共同開発する極めて電気抵抗率の低い多結晶SiC基盤はSoitec社のSmartSICTM技術に基づいて改良されたSiCパワーエレクトロニクス部品の最適化に寄与する見込みだ。

フランスGennevilliers(ジャンビリエ)を拠点とするMersen陣営とBernin、Grenobleを拠点とするSoitec陣営のコラボレーションにより、開発プロジェクトは強化されるだろう。また、Mersen-Soitec陣営は、工業化の検証過程において、CEA-Leti(フランス原子力・代替エネルギー庁 電子情報技術研究所)内のSoitec基盤イノベーションセンターの知見も得られる見込みだ。

Soitec社のCTO(最高技術責任者)Christophe Maleville(クリストフ・マルビル)談:『我々の素材、半導体に関する専門知識、技能を蓄積することで、非常に先進性の高い性能を有した基盤を製造できるようになるだろう。結果的に、我々のSmartSiCTM技術との親和性を維持しながら、更には、我々の顧客であるSiCパワーエレクトロニクス回路製造会社の要求仕様を上回るものとなる。

極めて低い電気抵抗率の実現により、多結晶SiC基盤は我々の技術の要となりつつある。そして、エネルギー効率の大幅な改善に寄与し、その結果として、EV車のさらなる効率化を推進することとなるだろう。』

Mersen社のCEO(最高執務責任者)Luc Themelin(リュック・テムラン)談:『Soitec社とのパートナーシップはMersen社が多結晶SiCのエキスパートであることを示し、そして、我々がSoitec社の技術に沿った特殊仕様の製品を設計/開発することができることを実証するといえる。今回のパートナーシップ強化により、我々はエレクトロニクス業界、特にEV市場向けのパワー半導体製造に欠かせない、高性能、且つ、価格パフォーマンスに優れた基盤を提供することを可能にする。』